2012年6月5日火曜日

有馬温泉路地裏アートプロジェクト2012 <5>

3日目の午後完成した『風・光・音 1』の最初のお客様は素材『頑固自在』を提供していただいた日本化線株式会社の社長さんの笠野輝男さんです。



『頑固自在』2400メーターの素材を提供していただいで、今回の作品が出来た事に感謝しています。

針金の新しい使い道を模索されています。
私も微力ながらお役に立つよう活動をを続けてゆきたいと思っています。

網は手編みのため目は均等ではなく、また様々なパターンを表現してみました。
波打たせる事で強度も増して通り抜けるのが楽しい作品に仕上がったと思っています。











知り合いのステンドグラス作家の方から不用なガラスの切れ端を提供していただいて単調な針金の網の中にポイントをこしらえました。
陽の光が透過して木もれ日との調和もいい感じです


















(C) OSAKA TIN TOY INSTITUTE/nobuo kumagai/2012

有馬温泉路地裏アートプロジェクト2012 <4>

アーティストインレジデンスの初日の夕刻、堂花亭というカフェのバックヤードで野外パーティーが開催されました。
アーティストと主催者の観光協会の青年部のみなさん、プロジェクトのスタッフわいわいと楽しいパーティーでした。
近くのレストラン等からのケータリングで、和洋中のおいしい料理を堪能しました。












 おじやの原型、ポルトガル調理の『オジャ』はとても美味しいものでした。
トマトベースの出汁で作ったおじやのようなもの。
『オジャ』が『おじや 』になったそうな。




昨年の高野山で開催されたハッピーメーカーin高野山もアーティストインレジデンスでしたが。
今回の有馬温泉路地裏アートプロジェクト2012は滞在型の製作期間が設けられた本当の意味でのアーティストインレジデンスでアーティストとの交流も深まるのでとてもいい経験をさせていただいたと思っています。

(C) OSAKA TIN TOY INSTITUTE/nobuo kumagai/2012

有馬温泉路地裏アートプロジェクト2012 <3>

三日目はもう一つの作品に取りかかりました。
前日の夜に下ごしらえをしていたおかげでねじりん棒を木枠に取り付ける作業だけで難しくない作業です。
これもボランティアスタッフの手助けで着々と進んで昼過ぎには設置が完了。
大学生のボランティアスタッフはみんな器用で感がよく飲み込みも早いので作業手順を伝達しただけでほとんど彼らがやってくれたようなもの。
老眼鏡の助けも借りずにいつの間にか出来上がりました。





細いワイヤーで取り付けてゆきます。







完成したもう一つの作品。
『風・光・音 2』
ねじりん棒が風でくるくると回ります。
鏡面に映る自分の姿はなぜか横向き。








路地の曲がり角に取り付け完了。









動いてるところは壮観です。





(C) OSAKA TIN TOY INSTITUTE/nobuo kumagai/2012

有馬温泉路地裏アートプロジェクト2012 <2>

6月1日の11時頃有馬に到着。荷解きをして作業現場に素材を運び込みました。
ボランティアの学生スタッフさんが手伝ってくれます。
正午のミーティングを終えて腹ごしらえのあと作業にかかりました。
ボランティアスタッフのおかげで作業ははかどります。



ユニットを路地の左右のフェンスに取り付けます。
思い通りに作業が進んで一日で設置が完成するのかとちょっと拍子はずれです。




ところが両方向から網を立ち上げてドーム状にして頂点で結束して出来上がる予定が、網の自重で思う様に形成できないトラブルが発生。
垂れ下がった網を頭で支えての作業は困難を極めました。
結局その日は出来上がらず一晩打開策を考えることになりました。


次の日早朝からくるまで近隣のホームセンターまで走って、今流行のグリーンカーテン等の支柱を購入。
ドーム自体を針金でつり下げる事で形成できる様になりました。





イメージ通りの網のトンネルが完成して、仕上げの微調整。









網が作り出す結界が自然と人工物の対比を醸し出してい空間を作り上げる事が出来ました。


(C) OSAKA TIN TOY INSTITUTE/nobuo kumagai/2012

有馬温泉路地裏アートプロジェクト2012 <1>

7月1日から開催される『有馬温泉路地裏アートプロジェクト2012』の出品者に選ばれて6月1日から3日間有馬温泉でアーティストインレジデンスに参加、作品の設置をしてきました。
参加者は10組、海外からの参加者もあり国際的な色彩も感じられました。
普段は観光客が通らない道に作品が点在する野外アートイベントです。
私はnisaiという名で参加。 2点を出品しました。
2ヶ月ほど前にコンペで入選がわかっていて2ヶ月かけて作品作りの準備をしました。
2ミリの『頑固自在』というビニールの被服線を2400メートル使って 網のトンネルを制作。幅1.8メートリほどの路地に6メーターの網のトンネルを設置します。
まずはジオラマを作ってイメージをつかみました。

直径2ミリ、10メーターに捲いたものを一旦のばして二つ折りにしてアルミのアンカーに取り付けます。















































 こうやって一目ずつ手で編みながら3メーターほどにします。
このユニットを12ユニット用意しなければならないので相当時間がかかりました。

はじめのうちは1時間に30センチほどしか編み上がりませんでした。

最終的には1時間で1メーター近く編める様になりました。


アーティストインレジデンスの始まる3日前に編み上げて計画通り作業は進みました。

(C) OSAKA TIN TOY INSTITUTE/nobuo kumagai/2012

2012年3月15日木曜日

レトロ倉庫カタログセール開催

恒例のレトロ倉庫カタログセールも21回目を迎えました。
今回は冊子形式にしてより見やすく致しました。
商品番号と価格の表記もポイントを挙げて確認しやすく改訂しました。
202点の商品に加えて山下信夫アートロボット16点(うち新作4点)デッドストックのスペシャルセール品等の情報も加えました。
またTIN AGE Information としてコラムも掲載。
下記リンクで商品内容はご覧いただけます。
http://retorosoko.com/retoro0328/
部数に限りがありますのでお希望の方は300円切手を添えて封書でお申し込みください。
送り先:557-0042
大阪市西成区岸里東1-6-7
大阪ブリキ玩具資料室

(C) OSAKA TIN TOY INSTITUTE/nobuo kumagai/2012

2012年1月20日金曜日

『ブリキのオモチャ』がiTune storeで発売


永らく絶版だった『ブリキのオモチャ』が電子版で復刻!

1979年に大阪ブリキ玩具資料室から出版された熊谷信夫著『ブリキのオモチャ』が iPod の電子ブックとして発売されることになりました。
2000年にグリーンアロー出版社から復刻増補版が出版されてから12年、初版から数えて33年目になります。
日本製ブリキ玩具のコレクションの黎明期に出版され、多くのコレクター、研究者に支持されたバイブル本の電子版です。

書籍内容
320余点のブリキ玩具の写真を収録、カラー47P、モノクロ48P
*昭和20年から昭和50年代にかけての日本のブリキ機械玩具を中心に紹介。
*機械玩具の歴史と総論。
*ブリキ玩具作りに携わった諸氏の貴重なインタビュー集。
*メーカー商標集、資料ほか。
価格:1,500

© NOBUO KUMAGAI 1979,2011
ISBN 978-4-900291-04-1
販売協力:株式会社ノース・ヒル




























トイ・ガレージの西村様の協力で電子版が実現しました。

▼Appストア販売ページ
http://itunes.apple.com/jp/app/tintoy/id493210709?mt=8

(C) OSAKA TIN TOY INSTITUTE/nobuo kumagai/2012